竹添モスゴジ

クラバートガレージ  竹添 展   
“30pのミワク”シリーズ bP 『モスゴジ 倉田浜干拓地出現』
84を除けばこれがクラバートガレージの処女作になるわけで驚異的だと思いませんか?未だに自分は竹添氏のキット中、一番好きです、ってか30cmサイズモスゴジ中、一番好きです。WF前夜祭で浅井さんのホテルの部屋の遊びに行ったときも、『モスゴジはアイツには敵わん、一番上手い』と認めてはりました。ゴジラ中、初ゴジを除いてモスゴジが一番好きなんですが、モスゴジに関しては未だに欲しいキットがありません。自分は有名な怪獣でも長年沢山の有名な原型師さんにこれだけ作られてきたキットでも縮小するにあたってある程度のアレンジやディフォルメを入れても再現は不可能なんじゃないだろうか?塗りでそれをどこまで近づけたらよいのだろうか?と思っていたのですが、近年その壁を打ち破る原型師さんが現れます。自分はべムラー、ラゴンやゴモラ、ウーの顔はガレージキットでは再現できないモノだと思ってました、ガラモン、バルタン星人も永久にあの造型はキットでは再現不可能だとも諦めてました。それを打破したのがアス工房の浅川さんであり、ラゴンの顔の造型は神がかってます、似てるゴモラやウーの顔を初めて塗りました、バルタン星人はプライベートでも購入しました。浅川さんに影響を受けてるのかどうか知りませんが橋本さんの最近のキットも実際の造型とは違っていてもよりそのモノの魅力に近づけるアレンジの巧みさには舌を巻きます、ゴメスとリトラは今まで作ってきた怪獣キット中5本の指に入るし、新作のエレキングも入るでしょう、もう芸術の域です。ちなみにガラモンは未だに攻略された方は居ないと思います(大石ガラモンは凄いけど実物とかけ離れている)、いつか浅川さんが攻略されるのを心待ちにしております(笑)。このモスゴジもしかり、自分が欲しいモスゴジ造型の一番ゴールに近いところにあります。いつか氏はモスゴジを攻略すると言っておられましたので楽しみにしてますね(笑)。

そういったウルトラガレージキットで新風が吹き荒れている中、モスゴジにも面白い造型をする新人が現れました、竹添氏です。モスゴジといえば頭を上から見たら楕円の形で作られる方が多い中、円で形を作ってあの複雑な形状に一つの答えを導いたのには驚かされました、このキット以降、モンスターメーカー28さんや浅井さんもこれにならってると思います。ただし、これをするのは目がネックになると思います。キンゴジと違い、黒目がクリアーの中にあるのでそのまま抜いてレジンの目の上から黒目を描くとカエルみたいな顔になります。竹添氏もそれに苦労したみたいで目尻のカバーの深みのモールドを入れたり工夫したそうです。付属の目の透明パーツバキュームフォーム製造用の型パーツまで作っているのは氏の拘りでしょう。今回は原型師本人までやってなかったこのバキュームフォームパーツでの目を作って取り付けてみました、やった方は居ないのでは?あと長年怪獣キットで苦労している皮膚と樹脂製の爪の境目を自然に魅せる塗装、着ぐるみでは白くくっきり分かれているのに、実際ガレージキットでマスキングテープやマスキングゾルで塗り分けると凄くわざとらしくなり、結局は実際には無いおかしなボカシを入れて誤魔化されてる方が多いでしょう、その辺りの塗りが普通に見えるように工夫を凝らしてます、いかがっしょ?個人的には小指の下り具合がたまりません(笑)。
目のバキュームフォーム製造用の型。原型師本人も試してないので出来るのかどうか謎だったそうですが、ピッタリ合いますのでご安心を〜〜!!(笑)


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