南海の大決闘

浅井造型  浅井篤  21 南海の大決闘 大海原の凱歌
とてつもないボリュームの造型です、ってかエビラをムクで出すか、普通!!(苦笑)、最近の抜きの技術なら『これこそ中空で』は無理だったのかなぁ〜、このエビラが腕一本で支えられてるのです、心配なのでゴジラの両腕は瞬間接着剤だけではなく、両肘からビスで揉みこんでます。
また転倒防止用のベースにも固定、自分が出来る最低限の事はさせていただきました。

製作ですが、手足の爪、歯が歴代ゴジラ中でもかなり汚いのでそれを徹底的に再現、よくされる爪や歯の根元の手抜きのおかしなボカシの塗装法は一切しておりません。また背ビレの汚れも再現しております(尻尾の背ビレは白くない)。目は黒目の廻りがオレンジではなく、白に近い黄色、一応黒目の角度も勉強しながら位置を決めましたが、実際は透明フードの中に眼があるのがフードの部分の造型に書き込まないといけないのでどこで帳尻合わせるか、いずれはこういった怪獣で一番大事な部分はウルトラガレキ界のように目も透明や、二重構造も再現するのが当たり前の時代も来るのでしょうか?

エビラですが、背中のトゲが体色の赤ではなく、ゴジラの爪と同じような白い表現になってますのでマスキング地獄で塗り分けてみました、腹側にある8本の足の先が二股に分かれている部位も同じく爪の表現になってますのでそのように塗ってます。また、ハサミですが多くの完成品では甲殻類の表現で切断面を白乳色で塗られてますし、そうした方が生物っぽくてカッコよいのですが、実際は切断面ほど濃い色合いになってますのでそれも取り込んでみました。
一つ一つは取り入れられている作例はありますが、全部放り込んでる作例は無いと思うのですがさて、完成度はいかがなものでしょうか?なかなかの歯ごたえの製作でした〜!


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