ナイトメアガメラ

怪物屋     大山竜     『 ナイトメアガメラ』
アレンジバージョンの悪夢ガメラはHoney Bonesの前田さんの徹底的に作り込まれた有名なモノがあるのでどうかなぁって思ってたのですが、こちらはこちらでまるで岩山のような独特な大山ガメラ節炸裂のキットとなっております。賞を取ったガメラ2は細部まで鬼のモールド、大山さんを語る上で『モールドの中にモールドがある』と言われるさらにその上を行ったガメラ2は有名ですが今回発表されたガメラ3と同時期にガレージキットとして買う事の出来る唯一のキットがこのナイトメアガメラとなっております。。。。。がこのキットに関してはモールドの中にモールドではなく、手でちぎった粘土をイメージと流れと迫力優先にそのまま貼っつけたようなシフレット・ブラザーズのような仕上がりとなっております、指紋等もそのまんま、眼球もデコボコそのまんまです、今までの大山さんの造型ファンには面食らった方も多かったのでは?シフレット・ブラザーズのこともブログに書いておられたのでその流れでの製作だとは思うのですがそれをこのサイズでキットで出すのは普通のディーラーさんでは有り得ないでしょう、怪物屋さんならではですね(笑)。塗りはその流れを生かすイメージで塗装しましたが、またこのキット、怪物屋の店長の悪戯心で目の覚めるようなまっ黄色とか鮮やかな緑で抜かれており爪や牙のサフレス塗装は最初からオミット、店長からの『しっかり塗れよ!』のメッセージが込められており『普通に塗るだけで大変』でした(涙)。この爪や牙の下が緑だと想像してください、大変だっての!

一つ重箱の隅をつつく様な事を言わせてもらうとこの大きさで接着面がいつもの怪物屋でしたらダボに瞬間接着剤やマジックスムースではめるだけで補強も必要なく簡単接着出来るのがダボどころか平らですらなく、内側にえぐれているので側だけにしか接着できず、かなり難しい組み立てでした。
また説明書にも書いてありますがコストを安く上げるために中空にしたため『そのまま組んでも自立しない』ために中にレジンを流し込む必要があります、そのレジン代だけで『キット安くした意味がない』と思うのですが。。。。。


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