50pキンゴジ

浅井造型  浅井篤  『50cmNO.1 キングコング対ゴジラ』
ゴジラ生誕60周年ということもあって、今年はゴジラのキット目白押しの制作となっておりますが、それも大型のキットが多い。酒井さん、イノウエアーツの大型初ゴジ名作が再版されたのはうれしい限りで両方制作するし、酒井さんのキットは自分も買った。そんな中、浅井さん初の50pサイズのゴジラが初ゴジではなく、まして逆ゴジでもなく(次回50pは逆ゴジとのこと)キンゴジだったのは意外でしたがうれしかったです!自分、浅井さんのキンゴジはかなり好きです!キンゴジ中、唯一持っているガレージキットが浅井さんの富士山麓、何のためについているのか不明の真四角平らのベースの付いたスペシャル版を買ったのも目がクリアで抜かれている、それだけの為だけでそんだけ氏のキンゴジ造形はかってます、そしてこの50pサイズ初のキンゴジは。。。。。素晴らしいとしか言いようがない!今まで作ったキンゴジ中最高だと思うし、特に頭部の造形の解釈が神がかっています!!
 目のクリアパーツ化に至っては『いる!』という臨場感が半端ないです!素晴らしいキットだと思います、この大きさでこの内容でこの設定金額なのも良心的です。

さて制作ですが、ただのキンゴジならキングコング対戦時の色が自然に馴染んだ皆が知ってるキンゴジに塗るのですが、今回はシーンが限定されてます、イノウエアーツのオマージュなのかよく云われるNATO基地襲撃時、通称『NATOキンゴジ』のポーズです。キングコング対戦時と違い、着ぐるみもまだ新しいのか、かなり色が違います。背ビレや爪は白ペンキベタベタと塗ったように全然馴染んでないどころか、手の爪に至っては爪の範疇を超えて指の第一関節まで見苦しいほどにわざとらしく派手に塗られています。体色はグレーよりも黒に近い状態、そのあたりを踏まえながら通常のキンゴジではなく、『NATOキンゴジ』として塗りながらも、そこに『キンゴジに体色が判る唯一のスチール』と云われるアップのスチールからの情報も入れております。またこれから制作される方にアドバイスですが、今回制作にあたりDVDとBlu-rayを観たのですが、鮮明さで云えばBlu-rayで造形師さんには役に立つと思うのですが、色に関しては何故かわざとらしいほどに彩度が上げてあり、ゴジラが赤くなってますし、コングもおかしな色になってます、これは人肌をみれば一目瞭然です。他のゴジラ関係の詳しい方にも相談した結果、意見が一致しましたのであえてDVDの色合いを参考にしました。


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