バルガメ

クラバートガレージ  竹添 展   
“30pのミワク”シリーズ 3 『バルガメ 大怪獣決闘(前篇)』
昭和ガメラのキットと云えばどうしてもバンダイの『The特撮コレクション』の開田画伯のBOXアートが脳裏に焼き付いているのでそのイメージで塗るつもりが皆さんに先を越されたので(苦笑)映像主体で頭の中は絶えず開田画伯のイメージを持って塗ってみました(笑)。キットは若手の怪獣造形師のホープ、竹添氏、彼の造形はモスゴジを見たときに唸らされた。たぶん30pサイズモスゴジ造形中の最高峰だと思う。まだ怪獣を造りはじめて間もないのでモールドやパーツの接合の合いに気になる部位もあるのですが、一番重要な造形のセンスはずば抜けてると思う。いくら皺やモールドを映像や資料から再現していてもセンスがあるのとないのとでは雲泥の差、自分はモールドよりセンスある造形に惹かれます、まさにセンスオブワンダー!!これからの伸び代が楽しみな原型師様です!

制作はガメラの着ぐるみは甲羅が外れる、ならばキットのガメラも甲羅を脱着式にしても問題あるまい、電池BOXも入るよな?なら電飾しちゃえ!!ってことで目を光らせました(笑)。クリアパーツにしたりせずにレジンをそのまま発光、バルガメは白目がかなり赤いのでその雰囲気で光るように塗ってみましたが画像では白っぽく写りますね(汗)。足の爪は体色に近い艶消しのグレー、手の爪は若干明るいグレー、牙はアイボリー、歯はグレーに近いアイボリーとパーツパーツに映像よりの情報を盛り込んでいます。また手の平はサンド色なのも映像より再現、全てにおいて何かしらの根拠に基づいて塗っています、いかがっしょ?

ちなみにこのキットって『前篇』ってうたってますから『後編』はないのか?って云われそうですが、アイツのムクのレジンキットを目やらツノやら発光させるのは考えも出来ません(汗)、寝てる子を起こすような事はやめましょう(大汗)。


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