50㎝逆ゴジ

浅井造型　　浅井篤　　『50cmNO.2 ゴジラの逆襲』

逆ゴジですが、般若のような鋭く厳つい顔のイメージがあるのですが、顔のアップのスチールを何枚も見てると意外と可愛い目をしているのに気付く。これは目の上の庇の形状と、この庇による影が鋭い眼光になってるのが判ります。半眼より少し真ん中寄りにして一回り小さく黒目を描き入れれば凶悪な、禍々しい逆ゴジにはなるでしょう、でもそれは誤魔化しです。自分は『この大きさならスチール通りに可愛い黒目を描き入れても影でこのキットの造形は応えてくれる！！』と信じて塗ってみました、黒目の位置、形状をかなりスチールと見比べて描き込んでいます。可愛い目がこの目の上の庇で鋭さを増し、出来た影で般若の様な眼光になっているのがお判りでしょうか？スチールの写真等、詳しいことは自分のブログの逆ゴジのカテゴリーをご参照ください。

逆ゴジの体色は初ゴジと確実に色が違ったそうで、有名なのは赤黒い、もしくは汚れた土色だそうでこれは黒だとモノクロ映像で真っ黒になる、灰色だと明るすぎて色が飛ぶために色々と調節した結果だとか、アンギラスはグリーンかエメラルドグリーンだそうな。残念ながらカラーの資料は無いけど、映画のポスターがアンギラスがエメラルドグリーンでゴジラが赤く塗られているので実物を参考にしてるのだろうか？とか想像しながら塗っていくのは楽しかったです！ただ、これが実際の色という訳ではなく、モノクロのカメラ写りを考えた効果であったわけで（フランケンシュタインの怪物が実際は緑色の肌だった様に）初ゴジとの差別化、並べた時に目で見て楽しめる、プラス実際のイメージよりゴジラ寄りにしております。

細かい部位ではスチールを見ると口の中は体表よりかなり濃い赤ですね、キンゴジの様な薄い色では無いのが確認できますのでそのように塗っております。また足の爪はテープで線を引いたかのように綺麗に処理されてます、おかしな暈しは絶対に入れてはいけません。背ビレはセピア調にすればジャイガンテスのスチールのようにカッコ良くなるのですが、『白く縁を取った』という証言通り白で塗ってます。ひとつひとつ何かしらの根拠をもって各パーツ塗ってまとめ上げました、いかがでしょうか？